- README.mdにシステム概要を追加 - PROJECT_MANAGEMENT_DETAIL.mdに詳細設計書を作成 - GitHub Projects + issueベースの管理方針を策定 - AIを活用した優先度提案システムの設計を含む
7.2 KiB
7.2 KiB
ADHD対応プロジェクト管理システム 詳細設計書
1. 背景と課題
現在の問題
-
ADHD特性による課題
- すぐに興味を持つが飽きやすい
- かなりの忘れっぽさ
- 中長期プロジェクトを完遂できない
- 10個程度のプロジェクトを同時進行している
-
環境的な制約
- PCとスマホを併用(リアルタイム同期が必要)
- 開発作業が中心(GitHubとの親和性重要)
- 既存ツールとの連携(Cursor, Claude Code CLI等)
2. システムの目的
主目的
ADHDの特性を前提とした、中長期プロジェクトの完遂支援システム
具体的な達成目標
- どのプロジェクトも忘れずに進捗を管理できる
- その日の気分で取り組むプロジェクトを選べる
- 期日を守れるようになる
- 小さな達成を積み重ねてモチベーション維持
3. システム設計思想
基本原則
-
記憶に頼らない
- 全てを外部化(GitHub issue)
- 検索可能な形で保存
-
認知負荷を最小化
- 1画面で全体把握
- 選択肢を3つに絞る
-
柔軟性を持たせる
- 興味の波に乗れる
- 無理な計画を立てない
-
自動化を最大活用
- 手動作業を減らす
- リマインダーで忘れ防止
4. システム構成
4.1 基盤
- GitHub Projects(個人アカウント版)
- 全プロジェクトを横断する統合ダッシュボード
- issueベースのタスク管理
4.2 データ構造
Issue(タスク)の構成
タイトル: [プロジェクト名] 具体的なタスク内容
本文:
- 詳細な説明
- 受け入れ条件
- 参考リンク
メタデータ:
- Labels: task, bug, feature, urgent等
- Milestone: スプリント or リリース
- Assignees: 自分
カスタムフィールド
| フィールド名 | 型 | 用途 | 例 |
|---|---|---|---|
| 期日 | Date | タスクの締切日 | 2024-02-01 |
| 優先度 | Single Select | 重要度の3段階評価 | 高/中/低 |
| 進捗率 | Number | 完了度合い(%) | 0-100 |
| プロジェクト | Single Select | 所属プロジェクト | project-A |
| 見積時間 | Number | 予想作業時間 | 3(時間) |
| 実績時間 | Number | 実際の作業時間 | 2.5(時間) |
| 最終更新 | Date | 最後に触った日 | 自動更新 |
| 次のアクション | Text | 次に何をすべきか | APIエンドポイント実装 |
| ブロッカー | Text | 進行を妨げている要因 | 仕様未確定 |
4.3 ビュー設計
1. デイリービュー(メイン画面)
フィルター:
- 期日 <= 今日 + 3日
- ステータス != 完了
- 優先度でソート
表示項目:
- タスク名
- プロジェクト(色分け)
- 期日(残り日数表示)
- 進捗バー
2. プロジェクト別ビュー
グループ化: プロジェクト名
表示: カンバン形式
列: Todo → 進行中 → レビュー → 完了
3. 期限管理ビュー
表示: カレンダー or タイムライン
色分け:
- 赤: 期限切れ
- 橙: 3日以内
- 黄: 1週間以内
- 緑: 余裕あり
4. 放置アラートビュー
フィルター: 最終更新 > 7日前
ソート: 最終更新日(古い順)
ハイライト: 1ヶ月以上放置
5. 運用フロー
5.1 日次サイクル
朝のルーティン(5-10分)
# 1. Claude Codeで今日のタスク提案を受ける
claude code "GitHub Projectから今日やるべき3つのタスクを提案して"
# 2. 提案を確認し、やる気の出るものを選ぶ
# 3. 選んだタスクのステータスを「進行中」に変更
作業中
# タスク開始時
- issueに「作業開始」コメント
- 必要ならサブタスクをチェックリストで追加
# 進捗があったら
- issueにコメントで記録
- 進捗率を更新(10%単位でOK)
# 詰まったら
- ブロッカーフィールドに記入
- 別のタスクに切り替え
夜の振り返り(3-5分)
# 1. 完了したタスクをクローズ
gh issue close ISSUE_NUMBER
# 2. 進捗率の更新
# 3. 明日の準備(気になるタスクにコメント)
5.2 週次レビュー
- 完了タスク数の確認(達成感)
- 放置プロジェクトの棚卸し
- 優先度の見直し
6. 自動化設計
6.1 GitHub Actions
期日アラート(deadline-alert.yml)
name: 期日アラート
on:
schedule:
- cron: '0 9 * * *' # 毎朝9時
jobs:
check-deadlines:
steps:
- 3日前: Discordに通知
- 1日前: Discord + メール
- 当日: 全チャンネルに緊急通知
- 期限切れ: 優先度を「高」に自動変更
放置アラート(stale-check.yml)
name: 放置プロジェクトチェック
on:
schedule:
- cron: '0 10 * * MON' # 毎週月曜10時
jobs:
find-stale:
steps:
- 7日放置: ラベル「attention」追加
- 14日放置: 優先度アップ
- 30日放置: 特別レポート作成
6.2 Claude Code統合
朝の提案スクリプト
// 優先度スコア計算
score = (期日の近さ × 10) + (放置日数 × 5) + (優先度 × 3)
// 興味の波を考慮
- 昨日触ったプロジェクトの関連タスクを優先
- 完了しやすい小タスクを1つ含める
- バラエティを持たせる(3つ別プロジェクト)
7. スマホ連携
GitHub公式アプリ
- Projectビューの確認
- issueへのコメント追加
- ステータス変更
ショートカット設定
# Termuxでの設定例
alias today="gh issue list --label today"
alias add="gh issue create"
alias done="gh issue close"
8. 成功指標(KPI)
定量指標
- 週間タスク完了数
- プロジェクト別の進捗率
- 平均放置日数の減少
- 期限遵守率
定性指標
- 「何をすべきか」で迷う時間の減少
- プロジェクトの忘れ防止
- 達成感の増加
9. 段階的導入計画
Phase 1: 基本構築(1週目)
- GitHub Project作成
- カスタムフィールド設定
- 既存タスク10個を登録
- 日次ルーティン開始
Phase 2: 自動化(2-3週目)
- GitHub Actions設定
- 通知連携
- Claude Code統合
Phase 3: 最適化(4週目以降)
- ビューの調整
- ルールの見直し
- 新機能追加
10. トラブルシューティング
よくある問題と対策
| 問題 | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| issue作成を忘れる | 習慣化されていない | スマホにリマインダー設定 |
| 優先度が分からない | 基準が曖昧 | 期日ベースで機械的に決定 |
| 進捗更新が面倒 | 粒度が細かすぎる | 10%単位でOKにする |
| モチベーション低下 | 成果が見えない | 完了数をグラフ化 |
11. 将来の拡張案
短期的改善
- 音声入力でのissue作成
- 週次レポートの自動生成
- Slackボット統合
長期的ビジョン
- AI による作業時間予測
- 自動スケジューリング
- チーム協業機能